第1回セミナー
テーマ | 「マーストリヒト⼤学(オランダ)のスキルスラボにおける臨床技能教育」 |
講師 | Jan-Joost Rethans, MD PhD the Netherlands 岐⾩⼤学医学教育開発研究センター客員教授 |
日時 | 2008年7⽉31⽇ |
概要 | 本講演においては、世界的な医学教育先進校であるオランダのマーストリヒト⼤学のス キルスラボ(臨床技能実習室)に関するDVDを紹介した後、同スキルスラボの運営 に関連した教育理論を紹介します。またスキルスラボの運営の経験から得られた教訓 などについてもShareできればと考えています。 |
資料 | 講演スライド |
第2回セミナー
テーマ | 「⽶国エモリー⼤学の新しい卒前医学教育カリキュラム 〜21世紀の医学教育カリキュラムの⽅向性〜」 |
講師 | Michael F. Lubin, MD (マイケル・F・ルビン) Professor, Emory University School of Medicine, U.S.A. 東京⼤学医学教育国際協⼒研究センター客員教授 |
日時 | 2008年8⽉27⽇ |
概要 | ⽶国の⼀流校であるエモリー⼤学における近年の医学教育カリキュラムの変⾰を紹介。同⼤学のカリキュラムの⼤きな変更点の⼀つとして、臨床前のカリキュラムが縮⼩され、患者と接する時間がより担保されたことがあげられます。さらに以前のカリキュラムにあった、細胞→組織→臓器→個体というアプローチに代わって、より⼤きな視点から⼊る、地域→個体→臓器→組織→細胞というアプローチが導⼊されました。またZ型カリキュラムが取り⼊れられ、低学年の頃から臨床医学や公衆衛⽣学に接し、最終学年で基礎医学を臨床医学と統合して学ぶようになったことも特徴です。常に変化し続ける⽶国の医学教育。その近年の状況について、参加者の皆様との活発な討論を楽しみにしております。 |
資料 | 講演スライド、講演ビデオ |
第3回セミナー
テーマ | T限られた教育資源でどのようにして効果的な医学教育を⾏うか︖ |
講師 | Michael F. Lubin, MD (マイケル・F・ルビン) Professor, Emory University School of Medicine, U.S.A. 東京⼤学医学教育国際協⼒研究センター客員教授(2008.7.7〜11.6滞在) |
日時 | 2008年9⽉17⽇ |
概要 | This lecture will review history of teaching medicine over the last 50 years in the United States We will review the problems that developed that have an adverse impact on clinical teaching and what steps medical schools have taken to try to alleviate the problem. The talk will review how Emory University School of Medicine teaches students on their clinical rotations and the advantages of close patient contact with close resident and faculty supervision. We will review what most experts believe are the best ways to teach students and residents within the limitations of time for teaching for both the faculty and residents. There will be a discussion of how the limitation of work hours for the residents has impacted the teaching of students and the learning of residents. There will be ample time for questions and answers. |
資料 | 講演スライド、講演ビデオ |
第4回セミナー
テーマ | ⻄洋と東洋の交流 -⽶国⼈医師が⽇本で臨床を教えるということ |
講師 | Michael F. Lubin, MD (マイケル・F・ルビン) Professor, Emory University School of Medicine, U.S.A. 東京⼤学医学教育国際協⼒研究センター客員教授(2008.7.7〜11.6滞在) |
日時 | 2008年10⽉22⽇ |
概要 | In a continuation of the previous lecture, Dr Lubin will demonstrate in some detail the methods he employs in teaching clinical medicine to students and residents. There will be examples of a number of methods: how to present a case; how to give a lecture that isn’t a lecture; how to do a case conference where the diagnosis may not be known. There will be a discussion of the difficulties involved and how to try to overcome them. The different cultural styles will be discussed as well. There will also be a discussion about how well the program was accepted and the possible adaptation of these methods in Japan. There will be ample time for discussion. |
資料 | : 講演スライド、講演ビデオ |
第5回セミナー
テーマ | 「症例プレゼンテーションを臨床推論の改善に活かすための理論と実践」 |
講師 | ⼤⻄弘⾼ |
日時 | 2008年11⽉12⽇ |
概要 | 症例プレゼンテーションは、回診やカンファレンスなど、臨床教育の現場において⽇常的に⽤いられている活動である。指導医であれば、症例プレゼンテーションを聞くことによって、医学⽣や研修医がどのように症例を理解しているかは⼤まかに把握していること が多いだろう。しかし、例えば出来の悪い研修医をどのようにして改善させるかというような評価・教育の視点は、その背景にある理論を理解しなければ難しいかもしれない。今回のセミナーでは,臨床推論の改善という観点から症例プレゼンテーションを学習・評価に活かすための理論と実践についてご紹介したい。 |
資料 | 講演スライド、講演ビデオ |
第6回セミナー
テーマ | 「英国の医学教育(卒前・卒後)におけるポートフォリオ」 |
講師 | フィリップ・エヴァンス(Phillip Evans) 英国グラスゴー⼤学医学教育学上級講師 (Senior University Teacher in Medical Education of University of Glasgow) |
日付 | 2008年12⽉11⽇ |
概要 | 英国においてポートフォリオは、卒前・卒後を通した医学教育の研修・評価の双⽅において中⼼的な存在となってきているが、本講演ではその経緯の背景を考察する。理論モデルや体系の概要を説明するとともに、その⻑所・短所についても提⽰する。さらに客員教授として半年間⽇本に滞在した経験を⽣かし、⽇本の医学教育(卒前・卒後)におけるポートフォリオの有⽤性についても考察を少しばかり展開する予定である。 |
資料 | 講演スライド、 講演ビデオ |
第7回セミナー
テーマ | 「英国の医学教育概要」 〜医学部新設・学⼠⼊学制度の導⼊と新しい卒後臨床研修制度の導⼊〜 |
講師 | 錦織 宏(東京⼤学医学教育国際協⼒研究センター講師) |
日付 | 2009年1⽉28⽇ |
概要 | 前回にひき続き英国の医学教育に関する内容だが、今回は⽇本語での講演。英国では1990年台の医師不⾜問題に対応するべく、2002〜3年にかけて医学部が4校新設された。また現在Modernising Medical Careersという名のプロジェクトの下、卒後臨床研修制度改⾰が進んでいる。2005年に導⼊されたFoundation Programmeという新しい卒後初期臨床研修制度においては、⽇本と同様に研修期間が2年間となり、また研修医評価に学習と評価を融合した形のラーニング・ポートフォリオが⽤いられるようになった。また後期臨床研修のカリキュラム変⾰も進⾏している。本講演では近年の英国の医学教育に関するUpdateな情報を提供し、またそこから⽇本の医学教育についても少しばかり考察する。 |
資料 | 講演スライド、 講演ビデオ |
第8回セミナー
テーマ | 「⽇本の臨床教育のめざす⽅向―共⽤試験、国家試験、そして・・・」 |
講師 | 北村 聖(東京⼤学医学教育国際協⼒研究センター教授) |
日付 | 2009年2⽉18⽇ |
概要 | 医師不⾜や医療崩壊など、⽇本の医療が社会的な問題になっている。それに伴って、⾏政的には⼤学の定員の増加や研修医制度の⾒直しが⾏われようとしている。このような状況のもと、⽇本の医学教育、とくに臨床教育の目指す⽅向を⼤学⼈の⽴場から、さらに医学教育者の⽴場から議論する。 |
資料 | 講演スライド、 講演ビデオ |
第9回セミナー
テーマ | アウトカム基盤型医学教育~我々はどのような医師を育てるべきなのか~ |
講師 | ナージャハン・モハメド・イブラヒム マレーシア国際医学⼤学医学部准教授 東京⼤学医学教育国際協⼒ 研究センター客員准教授 |
日付 | 2009年3⽉25⽇ |
OVERVIEW: Outcome-based Education (OBE) where the focus is on the product is a trend in medical education which is fast gaining popularity. OBE means to clearly focus and organise everything in an educational system around what is essential for all students to be able to do successfully at the end of their learning experiences. Processes are set in place to achieve or produce the desired product. The preferential skills, attributes, professional behaviors expected of the product are identified in the beginning and the curriculum. Consequently, its content, modes of delivery and assessments are chosen with the aim of achieving these objectives. This lecture aims to provide an overview on OBE as well as introduce the salient steps that are essential in the development of an outcome-based curriculum. The key terms and concepts of OBE as well as how to derive them will be discussed. The speaker will also share the achievements as well as challenges of OBE initiatives adopted at the International Medical University, Malaysia. | |
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