講師 Assistant Professor
大西 弘高 Hirotaka Onishi
1992年奈良県立医科大学卒業。天理よろづ相談所病院で初期および総合内科研修。1997~2003年佐賀医科大学附属病院総合診療部在籍中に、イリノイ大学医学教育部医療者教育学修士課程修了。2003-05年国際医科大学(マレーシア)医学教育研究室。
2005年より東京大学医学教育国際協力研究センター医学教育国際協力事業企画調整・情報部門主任および講師。2013年より改組により東京大学医学系研究科医学教育国際研究センター医学教育国際協力学部門主任および講師。医学教育、総合診療/家庭医療、国際協力などを専門分野に幅広く活動している。
現在の研究フィールドは、臨床推論―医療者がどのように臨床上の問題を解決するか、地域医療や地域包括ケア―後期高齢者を数少ない生産人口でどう支えていくか、多職種連携―現在の医療・介護などのチームにおける問題点の分析と新たな人材育成の方針や方法、総合診療/家庭医療における医学教育など。
客員研究員 Visiting Researchers
阿部 計大 Kazuhiro Abe
2010年北里大学卒業。北海道の手稲渓仁会病院、手稲家庭医療クリニックにて研修し、家庭医療専門医を取得。2019年東京大学大学院医学系研究科公衆衛生学にて博士課程を修了。2020-2023年武見フェローとしてハーバードT. H. Chan 公衆衛生大学院にて研究に従事。2024年特任助教として当教室に着任。
普段から総合診療医(家庭医)として外来診療や在宅医療に従事しているため、研究では日本のリアルワールドデータを用いてプライマリヘルスケアと介護サービスのパフォーマンスを検証しています。例えば、日本における適切な外来診療によって入院を防ぎうる疾患(Ambulatory Care Sensitive Conditions)の入院率を記述し、分析しています。また、最期まで自宅で過ごしたい要介護高齢者の在宅看取りを実現するために、在宅医療だけではなく居宅介護サービスの併用が有用であることを示しています。その他、共同研究では医療介護制度の持続可能性を担保するために、医療介護費や自己負担割合、低価値医療に関する研究に取り組んでいます。今後も住民の健康と満足度が向上するような医療介護制度の発展に寄与する研究に取り組んでいきます。
Researchmap: https://researchmap.jp/kazuhiroabe1215
安藤 明美 Akemi Ando
研究領域:外資系企業におけるワークプレイスウェルビーイング、本邦における外国人労働者の就労支援、医療従事者のウェルビーイング、プライマリ・ケア医による産業保健活動
2001年島根医科大学卒業。大学病院等で総合診療に従事。医療従事者の職場環境や働き方改革の重要性を痛感し,2013年より船員保険大阪健康管理センターにて産業保健について研鑽を積み,労働衛生コンサルタントを取得。現在までに多くの嘱託産業医を経験。産業保健におけるプライマリ・ケア医の果たす役割の重要性を感じ,2015年より現岡山大学総合内科・総合診療科に所属し,家庭医専門医・指導医取得。2020年東京ほくと医療生協 生協浮間診療所/医療福祉生協連家庭医療学開発センターにて家庭医療診療および指導に従事。2022年から「働く世代のかかりつけ医」に必要な「日常診療に産業医マインドを!」の普及啓発のため,安藤労働衛生コンサルタント事務所を立ち上げ現在に至る。また,ミャンマーの医学生教育やJICAの医療調査の経験をいかし,現在では本邦における外国人労働者の健康保持増進,私病と仕事の両立支援などの就労支援をしている。
菅沼 太陽 Taiyo Suganuma
研究領域:医療従事者の教育プログラム開発
Meijie Sang
研究領域:Medical Education, Nursing Education, Curriculum development.
特任専門職員
坂下 優子 Yuko Sakashita
事務補佐員
佐々木 瑞枝 Mizue Sasaki
博士課程
(D3) 竹内 桂子 Keiko Takeuchi
研究課題:Development of the Work-Based Assessment (WBA) for Occupational Therapy (OT) Clinical Reasoning by Case Presentations at Clinical Training
(D2) 阿部 竜起 Tatsuki Abe
研究課題:日本における海外医学部卒業生の現状
(D3) Niaya Avia Harper Igarashi
研究課題:
1. 気候変動と健康、気候変動に特化した医療アドバイス、気候関連政策の改正に向けたアドボカシーに関する医師の見解
2. 日本のプライマリ・ケア医師のための異文化感受性(Cultural Sensitivity)研修の開発と評価
(D2) 劉 若素 Ruosu Liu
研究分野: Health insurance-related education
(D2) 泉 有紀 Yuki Izumi
研究課題: 「足潰瘍に対する免荷療法活用促進を目的とした多職種連携教育プログラムの開発と効果検証」
Development and evaluation of an interprofessional education program to promote the use of off-loading devices for diabetic foot ulcers.
(D2)Doria-Anderson Nicholas Martin
研究課題: Expanding Psychological Well-Being to Myanmar Migrants Living in Thailand
(D2)朱 小瑶 Zhu Xiaoyao
研究分野:Self-directed Learning Readiness and Metacognitive Awareness among Asian Medical Students: The Transition From Teacher-centered Education to Student-centered Education
(D1) 呉 涵 Wu Han
研究分野:“Exploring the Relationship between Professional Identity Formation, Empathy, and Impostor Syndrome among Medical Students.”
修士課程
(M2) 田 韵佳 Yunjia Tian
研究課題:“relationship between learning experience in workplace and professional development for nursing home nurses”
(M1) 殷瑜婉 Yin Yuwan
研究分野: Insurance and medical education